2021年09月17日
自己肯定感は,❝このままの自分でいい❞感覚と捉えている.
そこで,成功体験が自己肯定感を育む,と言われると,???
そもそも,子どもの成功体験とは,どんなことで得られるのだろうか.
テストで100点とるとか,成績で1番とったとか,市内大会で優勝したとか,
なかなか簡単には得られないことばかりではないか.
自己肯定感は,まず自分を肯定的に捉えてくれる他者の反応を感じたときに得られるのではないだろうか.
つづき
幼稚園から,みんなと遊べない子がいるので心配と話があった.
その子は,砂場で一人,小さい山を作って遊んでいた.なんとなく周りを気にしている様子.
少し離れたところでは,2~3人の子が何かを作っていた.
どの子にも邪魔にならないように,その子の見える位置に座り,その子が作っている山と同じ山を作ってみた.
そしたら,その子は,山を壊した.私も壊してみた.そしたら,その子は,また山を作った.私も作った.
その子が目を合わせてきたので,ニコッと返した.その子は,大きく微笑んで先生の所に駆けていった.
先生は,「楽しいことあったんだね!!」とその子を抱きしめた.先生も嬉しそうだった.
私も楽しかった.嬉しかった.きっと,その子も同じだったんだと思う.
子どもは,大人が自分と同じことをしてくれるのが好きだ.
大人が,自分を肯定的に受け止めていてくれる実感を味わえるからだろう.
つまり,その子は,成功体験からではないが,とびっきりの肯定感を味わったと確信したい.
そして,感情の明確化をし,彼を受け止めてくれた先生は,素晴らしい!!
誰でしょう💛